2021-06-16

バルボティーヌ(マジョリカ)焼きの魅力

数年前リヨンの買い付けで出会ったバルボティーヌ焼きの食器。
個性的な柄、風合いのあるでこぼこしたお皿やティーカップに一目惚れしてからというもの、
買い付けで見つければ、その都度少しずつ集めてきました。

バルボティーヌ(Barbotine)とはフランス語で「でこぼこ」という意味で
酸化錫(すず)の不透明な釉薬を用いた立体的な造形の柔らかい陶器を総じてバルボティーヌ焼きと呼ばれています。
イタリア・ルネサンス時代に、一人の陶工仕立てた「田園風土器」が起源だとされていて、18世紀の末にはウェッジドウッドによって、マジョリカ(Majolica)焼きと称され広まったと言われています。

そのバルボティーヌ(マジョリカ)焼きのプレートが現在店頭に多数並んでおりますので、今回はその中からいくつかご紹介させていただきます。

ドイツとの国境に隣接する町サルグミンヌで1784年に創業された陶磁器メーカーSarreguemines(サルグミンヌ)社のバルボティーヌ焼きです。
清々しいブルーとストロベリーのあしらいがとても上品で美しい一品です。

ドイツのバルボティーヌ焼きです。
スズランがモチーフの、大胆な配色のプレートです。
周囲の空洞がレースのような雰囲気にもなっていて、とても印象的です。

フローラルモチーフのドイツのプレートです。
日本ではなかなか見られない絶妙な配色がとてもお洒落で、
飾っているだけでもインテリアになりそうですね。

フランスのエレガントなフラワープレート。
淡いブルーグリーンに大胆に描かれたお花が印象的です。
こちらは同シリーズで別の柄もご用意がございます。

どのプレートも華やかな色合いと独特の絵柄が魅力で、
見ていて明るい気分にさせてくれます。

このように品数が揃う機会はあまりございませんので、
是非一度店頭にて、バルボティーヌ焼きの美しさを楽しんでいただけると幸いです。

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